全うに生きたいスーパー社不

海外セレブが最近不思議な草を食べてるらしい

どんなに完璧な食事を摂り、どんなに効果的なデトックスをしても、私たちの心身を蝕む、最も巨大で、そして厄介な敵の前では、その努力も、水の泡になってしまうことがある。
その敵の名は、「ストレス」

仕事のプレッシャー、人間関係の悩み、将来への不安。
目に見えないこのストレスは、私たちの体内で「コルチゾール」というホルモンを過剰に分泌させ、免疫力を低下させ、肌を荒れさせ、睡眠の質を奪い、そして、私たちから、穏やかな心をいとも簡単に奪い去っていく。

じゃあ、どうすればいいのか。
瞑想をする?運動をする?もちろん、それも素晴らしい解決策。
でも、もっと手軽に、日々の生活の中で、このストレスという巨大な敵と戦うための、古代から伝わる「秘密兵器」があるとしたら。

グウィネス・パルトロウが、毎朝のスムージーに必ず加えているという、不思議なパウダー。
ストレスと戦うセレブたちが、お守りのようにポーチに忍ばせる、ハーブのチンキ。
その正体こそが、今回話す**「アダプトゲンハーブ」**。
ストレス社会を生きる、私たち現代人にとっての、本当の救世主かもしれない。


私がたどり着いた結論は、こう。
アダプトゲンハーブとは、心と体のストレスへの「抵抗力」そのものを高めてくれる、自然界の賢者。

「アダプトゲン」とは、英語の「adapt(適応する)」という言葉に由来する。
その名の通り、これらのハーブは、私たちの体が、物理的、化学的、そして精神的な、あらゆるストレスに適応し、バランスを取り戻すのを助けてくれる、という、非常にユニークな働きを持っている。

特定の症状を、ピンポイントで治す薬とは、全く違う。
アダプトゲンは、体全体のホメオスタシス(恒常性)に働きかけ、ストレスによって乱れた様々な機能、例えば、ホルモンバランス、免疫システム、神経系などを、正常な状態へと、穏やかにチューニングしてくれる、というイメージ。

高すぎるものは下げ、低すぎるものは上げる。
まるで、優秀な調律師のように、心と体のバランスを、あるべき「中庸」の状態へと導いてくれる。
この、非特異的で、正規化作用を持つ、という点が、アダプトゲンの最大の特徴。
その効果は、アーユルヴェーダや、中国医学といった、何千年もの歴史を持つ伝統医学の中で、経験的に知られ、活用されてきたんだ。


じゃあ、具体的に、どんなアダプトゲンがあって、それぞれどんな個性を持っているんだろう。
数あるアダプトゲンの中でも、特に現代人に必要で、そして、比較的手に入りやすい、代表的なものをいくつか紹介したい。

1.ストレスと不安の王様「アシュワガンダ」
まず、アダプトゲンについて語る上で、絶対に外せないのが、このアシュワガンダ。
インドのアーユルヴェーダでは「女王のハーブ」とも呼ばれ、何千年もの間、滋養強壮や、若返りのための妙薬として、珍重されてきた。

アシュワガンダの最大の功績は、ストレスホルモン「コルチゾール」のレベルを、効果的に下げてくれること。
慢性的なストレスにさらされている私たちの体は、常にコルチゾールが高い状態にあり、それが、不眠、不安、そして免疫力の低下に繋がっている。
アシュワガンダは、この過剰なコルチゾールの分泌を、穏やかに抑制してくれるんだ。

実際に、不安障害を持つ人々を対象にした研究では、アシュワガンダを摂取したグループは、プラセボ(偽薬)のグループに比べて、不安レベルが著しく低下した、という結果も報告されている。

さらに、アシュワガンダは、記憶力や認知機能を高める効果も期待されている。
ストレスで頭が回らない、集中できない、という時に、すごく頼りになる存在。
私は、特にプレッシャーのかかる仕事が続く時期に、このアシュワガンダのパウダーを、夜のホットミルクに少し混ぜて飲むようにしている。高ぶった神経が、すーっと静まっていくような、穏やかな感覚があるんだ。

2.心の太陽、沈んだ気分の救世主「ロディオラ(イワベンケイ)」
次に紹介したいのが、ロディオラ。
主に、シベリアや北欧といった、極寒の地で育つ、非常に生命力の強いハーブ。
その最大の持ち味は、気分の落ち込みや、倦怠感を和らげる、抗うつ作用

ロディオラは、幸せホルモン「セロトニン」や、やる気ホルモン「ドーパミン」といった、神経伝達物質のバランスを整える働きがあると言われている。
その効果は、軽度から中程度のうつ病に対して、処方薬と同等の効果があった、という研究結果もあるほど。

アシュワガンダが「静」のアダプトゲンだとしたら、ロディオラは「動」のアダプトゲン。
「なんだか、やる気が出ない」「ベッドから出るのが億劫だ」
そんな、心が曇った日の朝に、ロディオラの力を借りると、文字通り、雲間から太陽が差し込むように、気分が少しだけ、前向きになるのを感じるかもしれない。
アスリートが、持久力やパフォーマンス向上のために摂取することも多い、エネルギッシュなハーブでもある。

3.女性のバランスを整える、聖なるキノコ「霊芝(レイシ)」
最後に、日本でも古くから「幻のキノコ」として知られる、霊芝。
中国医学では、何千年もの間、不老長寿の薬として、皇帝たちに献上されてきた、という歴史を持つ。

霊芝は、強力な免疫調整作用を持つことで知られている。免疫力が低下している時はそれを高め、逆に、花粉症やアレルギーのように、免疫が過剰に反応している時は、それを鎮めてくれる、という、まさにアダプトゲンの真骨頂のような働きをする。

そして、特に注目したいのが、ホルモンバランスを整える効果
ストレスや、年齢によって乱れがちな、女性ホルモンのバランスを、穏やかにサポートしてくれる。
その結果、月経前の不快な症状(PMS)や、更年期に見られる、気分の浮き沈みといった、女性特有の悩みを、和らげてくれる効果が期待できるんだ。
また、質の良い睡眠をサポートする働きも、報告されている。


これらのアダプトゲンハーブは、主にパウダー状や、カプセル、チンキ(液体抽出物)の形で、健康食品店や、オンラインストアで手に入れることができる。

私の場合は、その日の自分の心と体の声を聞いて、使い分けるようにしている。

  • 夜、考え事で頭がいっぱいで、眠れそうにない時は、アシュワガンダ入りのゴールデンミルクを。
  • 朝、なんだか気分が上がらず、仕事に行くのが憂鬱な時は、ロディオラのカプセルを。
  • 季節の変わり目で、なんとなく体調が揺らぎがちな時は、霊芝のパウダーをお味噌汁に少しだけ。

大事なのは、これらを「薬」だと思わないこと。
アダプトゲンの効果は、西洋薬のように、即効性があるわけじゃない。
毎日の生活に、少しずつ取り入れることで、気づけば「あれ、そういえば最近、前ほどイライラしなくなったな」「ストレスに、少しだけ強くなったかも」と感じるような、穏やかな変化をもたらしてくれる、お守りのような存在。

もちろん、妊娠中や授乳中の人、持病がある人は、必ず医師に相談してから、摂取を始めるべき。
そして、どんなハーブにも、相性がある。まずは少量から試して、自分の体に合うかどうかを、丁寧に見極めることが、何よりも大切。


はい、今日のまとめ。

ストレス社会を生き抜くための、現代人のための、新しいお守り「アダプトゲンハーブ」。
それは、特定の症状を治すのではなく、体全体のストレスへの抵抗力を高め、心と体のバランスを、あるべき中庸の状態へと、穏やかに調律してくれる、自然界の賢者

  • ストレスと不安には「アシュワガンダ」
  • 気分の落ち込みと倦怠感には「ロディオラ」
  • 免疫とホルモンバランスの乱れには「霊芝」

これらの、古代から伝わる植物の力を、賢く借りること。
それによって、私たちは、もっとしなやかに、もっと力強く、この複雑な現代社会を、ごきげんに生きていくことができるのかもしれない。

じゃあ、また次の記事で。

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