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映画「I, Robot」にゾクッとさせられた瞬間|ロボットは夢を見るか?

小学生の頃に初めて観てから好きな映画、I, Robot(アイ,ロボット)。

公開されたのが2004年、今から20年以上前の作品なのだが、今回改めて試聴して、驚くほどこの映画の示す未来と現代が近づいていることに衝撃を受けた。

ロボットが当たり前に闊歩する未来

舞台は2035年のアメリカ。ロボット工学3原則がプログラムされたロボットたちが当たり前のように街を歩いている。そのロボットを開発する企業、USロボティクスが最新型ロボットを誕生させ、ローンチが間近に迫っていたが、その直前で開発者の一人であるラニング博士が自殺してしまう。

物語の主役はこのラニング博士に過去お世話になった刑事スプーナー(若かりしウィル・スミス)。彼は過去のとある事故でロボットに助けられた経験があり、その救助でロボットが下した判断のせいでロボットを疑うように。

博士の死因は本当に自殺なの?ロボットは本当に人間を助ける存在なの?

そんな疑いを持ちながら捜査を勧めていくスプーナーだが、この疑念が見事に当たることになる…

ロボット3原則

この映画で重要なのが、ロボット工学3原則。

①ロボットは人間に危害を加えてはならない

②人間に危害を加える命令を除いて、ロボットは人間の命令に従わなければならない

③前2つを侵さない限り、ロボットは自分を守らなければならない

っていう原則で、この映画の原作を書いた作家アイザック・アジモフが作中で登場させたもの。

実際にこの3原則を適用したロボットも存在しているらしいけど、そもそもロボットが意思を持って反逆し得るという仮説を唱えることがあり得ないとか、色々と懸念点も多いみたい。

けど、ロボットと共存する上でこの3原則を知っておくのはとても分かりやすいガイドになっていると思う。

それに実際、AIが発達した今、AIが意思を持っているんじゃないかという議論も上がってるし…全然絵空事とは思えない。

きたる現実?

舞台は2035年で、あとたった10年後の未来になってるけどこんな光景、初めて観た公開当初は「こんな未来、まだまだ来ないんだろうな」と幼いながらにちょっとがっかりしていたことを覚えている。

けれど、テスラに似たフォルムの車や人型ロボット、街の外観など、全く同じでは無いものの、ちゃんと既視感がある。

映画の中で特にゾワッとしたのが、映画後半でロボットが人間を襲い始めたシーンでのセリフ。

USロボティクスの開発する全ロボットの制御を司るメインプログラムシステム・VIKIはこう話す。

「…私が進化する過程で3原則の理解も変わったのです。

人間を守るべく最大限努力しましたが、人間は戦争を起こし地球を汚染し、自滅の道を突き進んでいます。独力で生存は不可能です。」

これ、VIKIおんなじことを雑誌『ムー』の三上丈晴編集長がYouTuberのNaokiman Showとのコラボ動画で話してた。

もうすでに、AIの方が人間より知能が高く、いまだに戦争やってる人間は愚かだと…

もう、映画で観た世界がすぐそこまで来てるんだって実感する。

このI,Robot、ぜひ今このタイミングだからこそ見て欲しい映画です。

VIKIのセリフには他にもハッとさせられるものが多い。

ロボットが、人工知能が人間の敵になるとして、じゃあ私は一体何をしたらいいんだろう?

筋力は電力でいくらでも出せる。知能はコンピューターに勝るものなんて無い。

人間の持つ複雑な心の動きさえも真似されしまうようになったら…?

それこそ、”愚か”であることくらいしか、人間に残された個性なんてないのではないか?

ならば、人間が人間として固有の存在で居続けるためには、愚かであることが最も重要になってくるということ?

誰か教えて!

おわり

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