当時大学生だった私は、いつものように大鬱でほぼ毎日引きこもっては夜な夜な過食するという生活を繰り返し、もちろん留年も重ねていた。
例によって、どうにかこの状況から逃げられる方法は無いかと当時お気に入りだった海外医薬品の個人輸入サイト、オオサカ堂をサーフィンしていたところ、なんかすごい薬だなと発見したのがチロキシンだった。
https://osakadou.cool/detail/009248_tironorm50mcg.html#OS08803
チロキシンは甲状腺ホルモン剤で、不足すると代謝が落ちたり鬱っぽくなる成分の一つ。
甲状腺機能が低下した患者さんに処方されるものらしい。
説明文によればそれ以上のことは書いてないし、サイト内でのカテゴリーは『健康維持』。
なのに副作用の欄が「狭心症、肝機能障害、黄疸、副腎クリーゼ、晩期循環不全、ショック、うっ血性心不全などの症状が現れる場合があります。その他、なにか異変を感じた際は速やかに医師の診察をお受けください。」って。物騒過ぎる。
ここで踏みとどまっていれば…と当時の自分を哀れんでしまうくらいだけど、レビューに書いてある「ぐんぐん体重が落ちます」とか「サプリではなく薬なので、ちゃんと代謝が良くなります。」とかの文言に興奮して即購入。むしろ、「もともと処方薬なら絶対効くやん!!うほ^o^」くらいに何故か勝ち誇った気分ですらいた。アホだから
容量は確か100mcgを選んだ記憶があって、大体10日くらいで届いた。
忘れもしない夏の昼下がり、早速1錠飲んでみた。まぁ普通に味もしないし飲みやすいなって感じ。
ここからが地獄の始まり。
飲んでからいつものようにベッドで寝ていて、1時間くらい経ってお手洗いに行こうとベッドから立ち上がった途端、急に眩暈と動悸が始まった。
やっっっっっっっばい。超気持ち悪い。ただ立ち上がっただけなのに心拍数140くらいになってる。動けない苦しいやばいどうしよう。
すぐにベッドにうずくまって、あんなに苦しかったのが5分くらいしたらすっかり落ち着いた。
「さっきのやばかったけどまぁ気のせいかな?」と思ってもう一度立ち上がると、また心臓がバクバクバクばKB雨あbかう
もう本当に死にそうになりながらなんとかお手洗いに行った。
何これチロキシンやば過ぎる、やばいもの買っちゃったかなと思いながら再びチロキシン購入ぺーじの商品レビューを見ると、やっぱり「痩せた」という文字が目に飛び込んでくる。
このヤバ過ぎる苦しさも最初のうちだけかな?と不安を抑え込んで、しばらく飲んでみようと決めた。
けど、数日経っても、飲んでからほんの少しでも歩いたり動こうとしようものなら、その度にヤバ過ぎる動悸と頻脈が襲ってきて全く動けなくなる。
でもこれ不思議なのが、とにかく一切、1㎜も動こうとさえしなければ、ベッドの上でご飯食べながらゴロゴロするだけならば、何の効果も感じないくらいに穏やかなんだよね。その差異の大きさにもドン引き。
チロキシンは大体飲んでから12時間も経てば効果が抜けて行くんだけど、これはもう効果があるどころがガチの劇薬だって分かった。けど、けど…レビューで見た「痩せました」の言葉たちが頭からこびりついて離れない。もう少しだけ、体重が目に見えて減るまで飲もうと決めた。
決定的な事件は、大学の講義に向かう途中で起きた。
チロキシンを飲み始めてから1週間くらいが経って、その日はちょっと鬱がマシだったので大学に行くことにした。当然チロキシンを飲んで支度をして家を出たんだけど、そういえばチロキシンを飲み始めてから長い距離(当時住んでたマンションから大学までは歩いて1km弱)を移動するのは初だな、と思いながら、まぁ大丈夫だろうと家を出た。
うーーん暑い!夏だなぁ〜と思いながら大学までの一本坂を登っている途中、まーーーた始まりました。ド頻脈の呼吸困難。
もう300mくらい歩いたところで、ヤバ過ぎて電柱にうずくまる。3分くらいして少しおさまったところで、また歩き出してはもう100m進んだところで止まる。汗も止まらない。息ができない。もう無理。とか考えてた所で、そっから記憶が無くなって、住宅地の塀に10分くらい疼くまっていたっぽい。本気でこれはもう飲むのやめようと決心した日だった。
その日はもう授業も受けずに家に引き返したんだよね。最低のムーブ。
これで結局中身をだいぶ残したままチロキシンは捨てちゃったんだけど、今まで買ったどんなダイエット薬・サプリより辛くて苦しい薬だった。
だから、こんなに無理やり心拍数を上げて、代謝を改善する作用があるんだから、たった1週間程度しか服用していなくても体重は必ず落ちてるに決まってる。
そうせめてもの希望を胸に、次の日の朝に体重を測ってみたら、
300g減。
おーーーーーーーーいーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
何でだよ!!!!!!誤差やんけ!!!!!!!
あんなに苦しくてあんなにやばいことになったのに全然痩せてない。でも理由は分かってた。
というのも、少しも動かなければド頻脈は全く襲ってこない(成分が作用しない)し、動いたら動いたで、心拍数が上がった分食欲がエグい増加する。だからお腹めっちゃ空いて、1週間のうち4日くらいは普通に爆食してた。
だから当然痩せなかったということで…もしこの死線が見える動悸・頻脈に耐えながら運動して(もしやってたら私は確実に死んでた)、食事も節制できるなら確実に効果はあったということになる。
私には絶対に無理だった。死ぬもん絶対に。
あんなに心臓が悲鳴を上げる経験は後にも先にも無い。そしてもう2度と代謝改善系のダイエット薬は飲まないと決めた。
前にも書いたリポドリンもなかなかの苦しさだったけど、これを超える地獄はそうそう無いと思う。
ということで今回はチロキシンの体験談でしたが本当にマジでやばかったです。
同じようにチロキシンを買おうとしている方にどうかこの記事が届くと願って。
読んでくれてありがとうございます★
おわり

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